NISA民よ、その損切り、待て。含み損を抱えた俺が出した結論

嵐の夜空に稲妻が走るイメージ画像。「その瞬間を、見逃すな。」のテキスト入り。NISAの含み損をホールドすべき理由を解説する記事のアイキャッチ。 新NISA
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イラン情勢が、また相場を揺らしている。

日経平均は一時5万1000円台まで急落し、自動車株を中心に4週間で20%超の下落銘柄も続出した。 IG

ニュースを見るたびに不安になる。口座を開くたびにマイナスが増えていく。「もう売った方がいいんじゃないか」という気持ちが頭をよぎる。

わかる。俺もそういう局面を、去年経験した。

2025年4月、関税ショックが来たとき。俺のNISA口座も、普通に含み損になった。正直、怖かった。

でも、売らなかった。

そして今、その口座は含み益になっている。

専門家の間でも「遅かれ早かれイラン情勢は収束する」という大局観を軸に、中長期投資家は時間分散しながら押し目買いを進めるのが適切だという見方が出ている。 Nomura

つまり、今まさに売ろうとしているキミに言いたいことは一つだ。

その損切り、待て。

結論から言う

NISAで含み損が出ても、売るな。ホールドが正解だ。

これが俺の答えだ。

迷ってるなら、この記事を読み終わるまで売買アプリを閉じておいてほしい。


「売った方がいいのかな」と思ってるキミへ

2025年4月、関税ショックが来た。

俺のNISA口座も、普通に含み損になった。

画面を開くたびにマイナスの数字。「このまま下がり続けたらどうする?」「いっそ売って現金に戻した方が安全じゃないか?」という考えが頭をよぎった。

正直に言う。怖かった。

でも、売らなかった。

そして今、その口座は含み益になっている。


なぜ売らなかったのか

「稲妻が輝く瞬間」という話を知っているか。

米国株の長期データでこんな事実がある。

1990年〜2020年の30年間で、S&P500の「最高値を更新した上位10日間」を逃しただけで、トータルリターンが半分以下になる。

たった10日だ。30年のうちの、たった10日。

そしてその10日は、必ず「暴落の後の急反発」として訪れる。

つまり、怖くて売った瞬間に、その稲妻を見逃す可能性が一番高くなる。

損切りしたくなるタイミングと、絶対に市場にいなければならないタイミングは、ほぼ同じなのだ。


NISAで損切りすると何が起きるか

もう一つ、NISAの構造的な話もしておく。

NISAの非課税枠は、一度使ったら年間の再利用はできない。

売却した瞬間に非課税枠を使い切ったことになる。再び同じ枠で買い直すことは、翌年まで基本的にできない。

つまり含み損で売ると、損失を確定した上に、非課税枠まで消費するという二重のダメージになる。

通常の課税口座なら損切りして節税という手もあるが、NISAではその手も使えない。

構造上、NISAにおける損切りは、ほぼ全員にとって悪手だ。


俺が関税ショックでやったこと

実体験を話す。

2025年、トランプ関税ショックで相場が急落した。俺のポートフォリオも例外ではなかった。

そのとき俺がやったのは、たった一つだ。

証券口座のアプリを一時的にスマホから削除した。

見なければ怖くない。怖くなければ売らない。売らなければ損は確定しない。

シンプルだが、これが最も合理的な判断だったと今は確信している。

そして積立の設定はそのままにした。下がっているということは、同じ金額でより多くの口数が買えるということでもある。

怖い局面でも淡々と積み立て続けたことで、相場が戻ったときのリターンが大きくなった。

結果、含み損は含み益に変わった。


よくある誤解を潰しておく

「でも、このまま下がり続けたら?」

その問いに答えるには、逆に聞きたい。「いつ戻るかわからないなら、いつ買い直すつもりか?」

相場を読んで「底で売って高いところで買い直す」という戦略は、プロでもほぼ成功しない。個人投資家が感情でやれば、ほぼ確実に失敗する。

「含み損が大きいほど早く損切りした方がいいのでは?」

インデックスファンドについては、基本的にその考えは当てはまらない。個別株の不祥事や業績悪化と違い、オルカンやS&P500が「永遠に戻らない」シナリオは、世界経済が終わるときだ。そのときは日本円の現金も大して意味がない。


怖くなったときの具体的な対処法

  1. 証券口座アプリを一時削除する → 見なければ余計な判断をしない
  2. 積立設定は絶対に止めない → 下落局面は口数を増やすチャンス
  3. 投資の目的を紙に書いて見えるところに貼る → 「老後のため」「60歳以降の選択肢のため」という原点に戻る
  4. このブログを読み返す → 俺も同じ局面を通り抜けた

感情に従って操作しようとした瞬間に、負ける。


まとめ

  • NISAの損切りは構造上、ほぼ全員にとって悪手
  • 「稲妻が輝く瞬間」を逃すな。最大の上昇は暴落の直後に来る
  • 怖いならアプリを消せ。シンプルで最強の対処法だ
  • 俺は2025年関税ショックの含み損をホールドし続け、含み益に変えた
  • 下がってるときに売ったら、NISAじゃなくてただの損だ

今日やること

証券口座アプリを開かない。

それだけでいい。

売りたい衝動が出たら、アプリを削除して1週間放置しろ。それだけで、たいていの「損切りしたい病」は治る。

含み損は、まだ負けていない。確定させなければ、それはただの通過点だ。

ホールドし続けた先に、答えがある。


⚠️ 本記事は個人の体験・見解に基づくものであり、特定の投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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