積立の全記録|2026年6月分を実行。記録をはじめてから4ヶ月目

AIの診断画面と資産配分グラフを見比べ、超過分だけ動かす投資家のイラスト 積立の全記録
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6月の総資産は560万円になった。

口座を一通りAIに診断させてみたら、返ってきた一言目がこれだ。「現金が多すぎる。もっと回せ」。

たしかに現金比率は39%。自分で決めた目標30%を、しっかり超えている。

でも結論から言う。俺は超過分しか動かさない。全部は従わない。理由は3つある。


6月のポートフォリオを、比率で晒す

まず現状を出す。金額は出さない。比率だけ見てくれ。

資産分類割合
現金・預金39.1%
投資コア(インデックス)42.6%
投資サテライト(高配当・個別株)17.2%
オルタナ(金・BTC)1.1%
総資産560万円

勘違いしてほしくないから先に言っておく。現金比率が先月からぐっと上がったのは、資産が増えて利益が現金に化けたからじゃない。単に、入金した月だからだ。

給料の一部を口座に移せば、運用に回す前のキャッシュは一時的に膨らむ。これは「成長した月」の数字じゃなく、「入金した月」の数字だ。だから現金が39%まで膨らんでいる。


AIに資産を診断させたら、何と言われたか

せっかくなので、ポートフォリオを丸ごとAIに診断させてみた。返ってきた指摘を3行に圧縮すると、こうだ。

  1. 現金が多すぎる。30〜35%まで下げて運用に回せ
  2. 日本の高配当株に偏っている。もっと分散しろ
  3. 年齢が上がったら、債券で守りを固めろ

正直に言う。①と③は、正しい。 現金を遊ばせすぎるのは機会損失だし、20年後に守りの資産が要るのもその通りだ。ここは素直に認める。

ついでに、AIはもう一歩踏み込んできた。「壽屋や個別株は売って、インデックスに寄せろ」と。

――ここは、従わない。

なぜ従わないのかを、順番に書いていく。


現金30%は「下限」じゃなく「装備」だ。減らすのは超過分だけ

AIは現金を「余り」だと思っている。だから、減らせ、回せ、と言う。

でも俺にとっての現金30%は、余りじゃない。装備だ。

暴落が来たときに買い向かう弾。生活が揺れたときに、投資を売らずに踏ん張る盾。この2つを兼ねている。30%はゼロに向かって削っていい数字じゃなく、ここから下げないと決めた下限だ。

だから今回も、ゼロを目指して回したりはしない。39%のうち、30%ラインを超えている分――はみ出した数%だけを運用に移す。

装備は外さない。減らすのは、装備の上に積み上がった余剰だけだ。


高配当サテライトは「偏り」じゃなく「設計」だ

②の「偏っている、分散しろ」。これも半分は正しい。でも俺のサテライトが国内の高配当株に寄っているのは、事故じゃない。最初からそう設計したからだ。

コアは全世界株式とS&P500で、すでに世界中に分散している。その上で、サテライトに国内高配当を置いて、配当のキャッシュフローを作る。コアで分散、サテライトでキャッシュフロー――これがコア・サテライトの役割分担だ。

AIが見ている「日本偏重」は、コア単体を勘定に入れていないから出てくる誤診だ。全体で見れば、分散はコアが担っている。なぜ高配当を手放さないかはインデックス一択時代でも、俺が高配当株を手放さない理由で詳しく書いた。

※コトブキヤ(壽屋)だけは別枠だ。あれは趣味で持っている株で、資産形成の論理には乗せていない。趣味枠は趣味枠、と最初から割り切っている。だからAIに「売れ」と言われても、ここはそもそも投資判断の外だ。


慌てて高値に突っ込むのは、投資じゃなく投棄になる

ここがいちばん大事だ。

「現金が多い=今すぐ全部回せ」というのは、裏を返せば「高いか安いか関係なく、今の株価で一気に買え」という話でもある。

俺の口癖を一つ。確実に増えなければ、それは投資じゃなくて投棄だ。

診断が「回せ」と言ったその日が、たまたま高値圏だったらどうする。機会損失を恐れて高値を一括で掴むのは、リスクを取ったんじゃない。ただ投げ込んだだけだ。

「でも、待ってる間に上がったら、結局それも損だろ」――そう思う気持ちはわかる。だから俺は、待つんじゃなく、分けて入れる。超過分を一度に全額じゃなく、何回かに分けてコアに移す。

これなら、高値掴みも機会損失も、どっちも“全部は”食らわない。タイミングを当てに行かないための、現実的な落とし所だ。


で、6〜7月はどう動かすか

診断を踏まえて、6〜7月の実際の手はこうだ。

  • 超過した現金の一部を、コア(S&P500/オルカン)へ移す。現金比率 39%→32〜33% を目安に。一度に全額は入れない。
  • NISA・iDeCoの積立は、これまで通り淡々と継続する。相場がどう動こうと、ここは触らない(参考:金融庁「NISA特設ウェブサイト」iDeCo公式サイト)。
  • 売却・乗り換えはしない。AIが勧めてきた個別株・壽屋の売却は、不採用だ。

やることは増やさない。装備(現金30%)を残したまま、はみ出した分だけをコアに足す。それだけだ。


こういう人は、診断に全部従ってもいい

念のため言っておくと、これは「AI診断は無視しろ」という話じゃない。

たとえば現金比率が50%、60%のまま何年も寝かせている人。投資の方針が、まだ自分の言葉になっていない人。そういう人にとっては、「現金を減らして運用に回せ」はまっとうな指摘だ。素直に従っていい。

俺が「全部は従わない」と言えるのは、現金30%という下限と、コア・サテライトという設計を、先に自分で決めてあるからだ。守るべき線があるから、超えた分だけを動かせる。

線がない人は、動かす前に、まず線を引くほうが先だ。


今日やること

  • 自分の現金比率を出してみる。目標ラインを超えているか、下回っているかを見る。
  • 超えているなら、超過分だけを「いつ・何回に分けて」入れるか決める(全額一括にしない)。
  • AI診断やSNSの“正論”は、自分の決めた線(現金ルール・コアサテライト比率)と照らしてから、採るか捨てるかを決める。

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まとめ

現金39%、AI診断は「回せ」。それは事実だし、半分は正しい。でも「全部回せ」が、全員の正解じゃない。

診断は、外から最適を出してくれる。地図としては優秀だ。でも、いつ・どれだけ突っ込むかを決めるのは、地図じゃない。運転しているこっちだ。

内側は委ねて、外側は自分でやる。診断は受け取る。ハンドルは渡さない。

――同じ航路を選んだあんたへ。日々の運用ログはXで発信してる。 → ヨースケのXアカウント @Yosukehochiinve


本記事は個人の運用記録と考え方の共有であり、特定の銘柄・商品の購入や売却を勧めるものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

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