積立の全記録|2026年上半期分を実行。

上半期の資産推移グラフと複数口座の残高を並べて振り返る個人投資家のイラスト 積立の全記録
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今日で2026年の上半期が終わった。

6月単月の数字は前回(第4回)で出した。今日やるのは、1月から6月までの6ヶ月を、1本の線で振り返ることだ。区切りなので、口座を全部開けて数えた。結論から言う。

2025年末に436万円だった総資産は、6月末で565万円になった。半年で+129万円(+29.6%)だ。

ただし、この数字を見て「半年で3割増えたのか、すごい」とは思わないでほしい。俺自身、思っていない。中身を割れば、相場の追い風と、給料から積んだ元本が混ざっている。増えた理由を分けて見る――これが上半期総括の本題だ。

去年末から今月末まで、俺が何を持ち、何で増え、何で含み損を抱えているか。全部出す。

※6月単月の比率とAI診断の話(現金39%を「減らせ」と言われた件)は【2026年6月】総資産560万。AIに「現金を減らせ」と診断されたが、俺は全部は従わないに分けてある。気になる人はそっちも。


上半期の資産推移|436万→565万は一直線じゃなかった

まず、月末ごとの総資産を並べる。きれいな右肩上がりを期待していたなら、先に裏切っておく。

月末時点総資産前月比
2025年12月436万円──
2026年1月423万円▲13万 (-3.0%)
2026年2月439万円+16万 (+3.9%)
2026年3月428万円▲11万 (-2.6%)
2026年4月463万円+35万 (+8.1%)
2026年5月480万円+17万 (+3.7%)
2026年6月565万円+85万 (+17.8%)

見ての通り、1月と3月は前月割れだ。年明け早々と春先に、資産は2回へこんでいる。

このとき俺が何をしたかというと、何もしていない。積立は止めなかったし、含み損が出た株も売らなかった。淡々と毎月の同じ額を入れ続けただけだ。結果として、4月以降の戻りをそのまま拾えた。

下げた月に動かなかったから、上げた月の数字がそのまま乗った。半年を線で見ると、これがいちばんの収穫だった。

何があったかも一次情報で押さえておく。とくに3月は、中東情勢の緊迫(米国とイランの戦闘長期化)とAI関連の過剰投資への警戒が重なって、世界的に株が急落した局面だった。日経平均は月間で▲13.23%下げている(参考:三井住友DSアセットマネジメント「2026年3月のマーケット振り返り」)。それでも俺の総資産が同じ月に-2.6%で踏みとどまれたのは、現金とコツコツ入金がクッションになったからだと俺は見ている。守りの厚さは、こういう月に効く。

ひとつだけ正直に補足する。6月の+85万は、相場で増えた数字じゃない。賞与を入金した月だから膨らんでいる。給料の一部を口座に移せば、運用に回す前のキャッシュが一時的に積み上がる。だから6月の伸びは「成長」より「入金」が主犯だ。ここを混ぜて自慢すると、自分にウソをつくことになる。


資産が129万円増えた内訳|相場が半分、入金が半分

半期で+129万。この中身を割る。

いまポートフォリオ全体が乗せている含み益は、合計で約+50万円だ。残りの約80万は、毎月の積立と、賞与を含む入金――つまり自分の給料から積んだ元本で増えた分だ。

つまりこういうことだ。

  • 相場の追い風で増えたぶん:約+50万
  • 自分で積んで増えたぶん:約+80万

相場だけで3割増えたわけじゃない。半分以上は、地味に入金し続けた結果だ。入金は最強のテクニックだ、なんて煽る気はない。でも相場が読めない俺にとっては、入金がいちばんブレない打ち手だと思っている。

この「確実な分」を毎月積み上げているから、相場がへこんだ1月・3月でも、俺は手を動かさずに済んだ。


新NISA・iDeCoの運用実績|コアの含み益は+37万

増えた中身を、器ごとに見ていく。まずはコア。インデックスの積立部分だ。

銘柄(器)評価額含み損益
eMAXIS Slim 米国株式 S&P500(NISA成長枠)167.7万+28.2万
eMAXIS Slim 全世界株式オルカン(NISA積立枠)50.0万+9.0万
iDeCo(全世界株式)36.6万──
コア小計約254万──

含み益の主役は、はっきりS&P500だ。+28万を一人で稼いでいる。NISAの成長枠をS&P500に、積立枠をオルカンに振り分けている(使い分けの理屈はこっち)。

ここでの俺のスタンスは一行で済む。コアは触らない。

S&P500もオルカンも、買い時を計らない。毎月決めた額を、相場がどうだろうと入れる。iDeCoも同じだ。上半期に俺がコアでやった「判断」は、ゼロ回。判断しないことが、コアの仕事だ。

参考までに制度の一次情報も置いておく(金融庁 NISA特設サイトiDeCo公式サイト)。


高配当・個別株サテライトの損益|8銘柄を全公開

ここが上半期で一番おもしろい(そして一番カッコ悪い)パートだ。国内の個別株、全8銘柄の損益をそのまま晒す。

銘柄株数評価額含み損益騰落
第一生命HD(8750)10017.8万+5.9万+49.7%
JT(2914)3018.0万+4.9万+37.7%
三井住友FG(8316)31.9万+0.4万+24.1%
三菱UFJ(8306)61.9万+0.3万+19.7%
KDDI(9433)5013.7万+0.4万+3.3%
ENEOS(5020)20.2万+0.03万+3.2%
三菱商事(8058)125.2万▲0.7万-12.1%
壽屋(7809)10013.2万▲2.2万-14.2%
合計──72.0万+9.1万──

勝ちは第一生命とJTだ。配当を狙って仕込んだディフェンシブ枠が、含み益でも牽引してくれた。第一生命は+49.7%、JTは+37.7%。サテライトの設計意図(配当のキャッシュフロー)が、評価益のほうでも効いた格好だ。

一方で、負けも隠さない。三菱商事は-12%、壽屋は-14%の含み損だ。商社は上半期に調整が入った。でも俺はここを慌てて売るつもりはない。シクリカル枠は元々、上下するのを承知で握っている枠だからだ。

壽屋(コトブキヤ)だけは別の話で、これは趣味枠だ。資産形成の論理には乗せていない。含み損が出ていようが、ここは「プラモが好きで持っている株」であって、損益で売り買いするつもりはない。割り切っている。

先に断っておくと、この8銘柄は俺が自分の判断と趣味で選んだ寄せ集めで、誰かに勧められる「正解リスト」じゃない。同じ銘柄を同じタイミングで買って同じ結果になる保証もない。個別株の良し悪しは、その人の収入・年齢・リスク許容度で変わる。ここで見てほしいのは銘柄そのものより、「勝ちも負けも全部開けて、役割で持ち続けている」という付き合い方のほうだ。

なぜコアがある上で、わざわざ個別株を握るのか。その理屈はインデックス一択時代でも、俺が高配当株を手放さない理由に書いた。コアで世界に分散して、サテライトで配当を作る。役割が違う。

そしてサテライトには、もう一本だけ外貨建てがある。米国高配当ETFのVYMだ。9株保有、円換算で評価額24.5万円、含み損益+3.4万円(ドル建てでは+210ドル)。数は少ない。でも、これは「ドルで配当をもらう資産」を円建てポートフォリオの横に一本だけ立てておく意味で持っている。国内高配当(円)とVYM(ドル)で、配当の通貨も分散させておく。上半期は静かに+3.4万。派手さはないが、役割としては機能している。


現金比率37%と生活防衛資金90万|守りの配分

最後に、攻めじゃなく守りの数字。

6月末の現金・預金は約208万円、総資産に対して約37%だ。自分で決めた目標30%を、まだ超えている。

このうち生活防衛資金は約90万円まで積み上がった。ここは投資とは別腹で、相場がどう転んでも崩さない金だ。

現金が30%を超えていることについては、6月のAI診断の記事でも「減らせ」と言われた。でも俺にとっての現金30%は余りじゃなく装備だ。暴落で買い向かう弾と、生活が揺れたときに投資を売らずに耐える盾を兼ねている。

だから上半期も、現金をゼロに向かって削る動きはしていない。30%という下限は守ったまま、超過分だけを少しずつコアに移していく。半期末で37%まで来ているから、下半期はここを32〜33%あたりに寄せていく予定だ。一度に全額は入れない。慌てて高値に一括で突っ込むのは、俺の感覚ではリスクを取ったことにならない。ただ投げ込んだだけだ。


2026年下半期の運用方針|目標700万への積立計画

上半期の終わりに、年内目標を引き直す。

もともと2026年の目標は500万だった。これは5月に超えた。だから次の旗を立てる。年末700万円だ。

565万から700万まで、あと135万。上半期と同じペースだが、上半期の+129万は賞与の入金でかさ増しされていた。だから700万は、正直に言えば強気の目標だ。相場が崩れれば届かないし、冬の賞与をどれだけ積めるかにもよる。

それでも700万を旗に掲げる。なぜなら――旗の高さで、毎月の手を変えるわけじゃないからだ。

下半期にやることは、上半期と一文字も変わらない。

  • NISA・iDeCoの積立は、これまで通り淡々と継続する。相場がどう動こうと、俺は触らない。
  • 個別株サテライトは現状維持。含み損の三菱商事も、俺は売らずに持つ。壽屋(趣味枠)も当然そのまま。
  • 現金は37%→32〜33%へ、超過分だけを何回かに分けてコアへ。一括はしない。

目標は700万。でも、目標が700万だろうと600万だろうと、俺が来月やることは「同じ額を入れる」だけだ。数字は結果であって、手段じゃない。


今日やること

  • 君の「年初(または前回)→今」の総資産の変化を、一度数えてみる。
  • その増減を、相場ぶん自分で積んだぶんに割ってみる。相場だけで増えたと思い込んでいないか、確認する。
  • 含み損の銘柄があるなら、紙に「コア/サテライト/趣味枠」のどれかを書き出してみる。役割が生きているなら、感情で売らなくていい。

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積立の全記録シリーズ(過去回)


まとめ

2026年上半期、436万から565万。半年で+129万。数字だけ見れば上出来だ。

でも中身を割れば、相場が半分、自分で積んだのが半分。そして1月と3月は普通にへこんでいた。きれいな右肩上がりなんて、最初からなかった。

俺が上半期にやったことは、結局、へこんだ月に手を出さなかった。それだけだ。判断を増やさず、積立を止めず、装備(現金30%)を外さない。派手な勝ち方は一個もしていない。

内側は委ねて、外側はやる。相場の上げ下げは、こっちの管轄外だ。委ねる。俺がやれるのは、毎月同じ額を入れることと、決めた線を守ること。それだけを下半期も続ける。

君がもし今、相場の上げ下げに振り回されているなら、先に決めるべきは銘柄じゃない。自分の「線」――現金の下限と、毎月の積立額だ。線さえ引いてあれば、へこんだ月にも手は止まる。俺が上半期に証明できたのは、たぶんそれだけだ。

下半期、目標は700万。だが旗より先に、俺はまた来月、同じ額を入れる。

――同じ航路を選んだ君へ。日々の運用ログはXで発信してる。 → ヨースケのXアカウント @Yosukehochiinve


本記事は個人の運用記録と考え方の共有であり、特定の銘柄・商品の購入や売却を勧めるものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。数値は2026年6月30日時点のもので、市場環境により変動します。

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