SBI証券のNISAの買い方を初心者向けに解説

注文画面の預り区分の欄を虫眼鏡で確かめる投資家のイラスト 新NISA
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SBI証券でNISA口座はできた。でも、どこから買えばいいのか分からない。つみたて投資枠と成長投資枠のどちらを使うのかも分からない。いざ注文しても、本当にNISA扱いで買えているのか不安が残る。

いちばん避けたいのは、NISAで買ったつもりが課税口座に入っているケースだ。一度約定すると、あとからNISAへは移せない。

この記事では制度の説明は最小限にして、実際の買い方と確認のしかたを順番に書く。注文前後でいちばん優先して確認するのは「預り区分」だ。NISAで注文できているかは、注文前と注文後の2回ここを見れば分かる。

画面は2026年9月時点のSBI証券PCサイトのものだ。


SBI証券のNISAの買い方は3ステップ

流れは3つしかない。商品を確かめる、枠を決める、注文する。

① NISAで買える商品か確認する

まずは、その商品がNISAで買えるかを確認する。すべての投資信託がNISAの対象ではないし、つみたて投資枠と成長投資枠でも対象が違う。

SBI証券なら、商品詳細ページの銘柄名の下を見ればいい。タグとして「NISA(成長投資枠)」「NISA(つみたて投資枠)」が並んでいれば、その枠で買える。片方しかなければ、買えるのはその枠だけだ。

対象かどうかをもう一段深く自分で確かめる手順はNISA対象かどうかを自分で確認する方法にまとめた。毎月分配型になって成長投資枠の対象外になった例は、HDVが毎月分配でNISA対象外になった件で扱っている。オルカンのように名前の似た商品がある場合の見分け方は、SBI証券でオルカンはどれ?「除く日本」と間違えない見分け方にまとめた。

② つみたて投資枠・成長投資枠を選ぶ

NISAには2つの枠がある。違いはこの3点だけ押さえれば足りる。

つみたて投資枠成長投資枠
年間の投資枠120万円240万円
買い方積立のみ積立・スポット購入
対象商品金融庁の基準を満たす投資信託等より幅広い(毎月分配型などは対象外)

2つの枠は併用できる。生涯の非課税保有限度額は合計1,800万円で、うち成長投資枠は1,200万円までだ。

どちらか一方を選ぶ話ではない。買いたい商品と買い方に合う枠を使えばいい。

③ 注文・積立設定をする

商品詳細ページには「買付」「売却」「積立」のボタンが並ぶ。毎月自動で買うなら「積立」、今この金額だけ買うなら「買付」を押す。

2つの違いと使い分けはSBI証券のNISAで「買付」と「積立」は何が違う?に書いた。ここでは押した後の手順に進む。


注文する前に確認したい2つのポイント

NISAの枠・預り区分を間違えていないか

この記事でいちばん大事なのがここだ。

「預り区分」は、買った商品をどの口座で持つかの区分だ。SBI証券の注文画面では「特定/一般」と「NISA」から選ぶ。特定/一般は利益に税金がかかる通常の口座、NISAは非課税の口座と考えればいい。

問題は、あとから直せないことだ。SBI証券の公式FAQは、約定後の預り区分の変更を受け付けないと明記している。特定からNISAへの変更も、一般からNISAへの変更もできない。

NISAのつもりで特定のまま買えば、その分は課税口座に入る。だから注文する前に、預り区分が「NISA」になっているかを確認する。

画面で見るのは、注文入力画面の「預り区分」の行だ。スポット購入の画面では「特定/一般」と「NISA (成長)」が並ぶ。積立の預り区分は「NISA(つみたて投資枠)」「NISA(成長投資枠)」という表記になる。

画面ごとに言い回しは少し違う。見分けるのは「NISA」の文字があるかどうかだけでいい。

なお、NISA預りを選べるのはNISA口座を開設済みの場合だけだ。選択肢にNISAが出てこないなら、まず口座の開設状況を疑う。

決済方法を確認する

積立資金を用意する方法は、主に3つある。

  • 現金決済(証券口座の買付余力)
  • クレジットカード決済
  • 銀行引落サービスで、指定銀行から証券口座へ資金を自動入金する

銀行引落サービスは支払い方法というより、証券口座へお金を入れる仕組みだ。

注意したいのはクレジットカードだ。クレカ決済が使えるのは投資信託の積立買付だけで、スポット購入には使えない。つみたて投資枠と成長投資枠のそれぞれで設定はできる。

俺はクレカで積み立てている。カードを選ぶときの考え方はNISAつみたてクレカ、紹介リンクで作るなに書いた。


つみたて投資枠で投資信託を買う方法

つみたて投資枠は積立でしか買えない。手順はこうなる。

  1. 商品詳細ページで「積立」を押す
  2. 預り区分で「NISA(つみたて投資枠)」を選ぶ
  3. 決済方法を選ぶ
  4. 積立コースと申込設定日を決める
  5. 積立金額を入力する(必要に応じて「NISA枠ぎりぎり注文」を設定する)
  6. 取引パスワードを入力し、確認画面で内容を見てから設定する

積立コースは毎日・毎週・毎月・複数日・隔月から選べる。他のコースを設定している場合は、ボーナス月コースも追加できる。

項目の並び順は画面の更新で変わることがある。迷ったら、預り区分と積立金額の2つだけは必ず目で追う。

俺はこの形で、オルカンを毎月4万円積み立てている。

つみたて投資枠の年120万円は、月にならすと10万円だ。月4万円なら年48万円で、枠には余裕がある。毎月の金額を決めるときは、12倍して年間の枠に収まるかを先に確かめておけばいい。


成長投資枠で投資信託を買う方法

スポット購入する場合

成長投資枠では、好きなタイミングで金額を決めて買える。

  1. 商品詳細ページで「買付」を押す
  2. 注文入力画面の「取引種別」で「金額買付」を選ぶ
  3. 「預り区分」で「NISA (成長)」を選ぶ
  4. 「買付金額」を入力する
  5. 取引パスワードを入力して注文確認へ進む
  6. 注文確認画面で内容を確かめ、「注文発注」を押す

取引種別には「口数買付」も並ぶが、NISAでは選べない。スポット購入なら「金額買付」一択だ。

買付金額の欄には、その銘柄の最低買付金額と買付単位が表示される。俺が撮影した銘柄では「最低買付金額:100円 買付単位:1円」だった。

画面の左側には「NISA買付可能額(2026年成長投資枠基準)」が出る。今年の成長投資枠があといくら残っているかは、ここで分かる。

この注文入力画面は、上の「預り区分」の画像と同じ画面だ。

俺もS&P500は成長投資枠でスポットで買ったことがある。

積立購入する場合

成長投資枠でも積立設定はできる。手順はつみたて投資枠と同じで、預り区分を「NISA(成長投資枠)」にするだけだ。

スポット購入と積立がそもそも何が違うのかは、買付と積立の違いにまとめてある。


注文内容を確定する前にもう一度確認する

注文確認画面の上には「まだご注文は完了しておりません」と表示される。ここが最後の関門だ。

確認するのは次の5つ。

  • 商品名:買うつもりの銘柄か
  • 買付金額:桁を間違えていないか
  • NISAの投資枠:つみたて投資枠か成長投資枠か
  • 預り区分:NISAになっているか
  • 決済方法:想定した支払い方法か

特に読んでほしい一文がある。成長投資枠で買う場合、確認画面には「NISA(成長)預りとしてご注文を受付いたします。」と書かれている。この一文が出ていれば、NISAで注文しようとしている。出ていなければ、戻って預り区分を選び直す。

画面には「買付後のNISA(成長)投資可能枠(2026年)」も表示される。買った後に枠がいくら残るかは、発注前にここで見られる。

約定日と受渡日も同じ画面に出る。年末に買うなら、受渡日がどちらの年になっているかも見ておく。NISAの枠は受渡日の年で判定されるからだ。


注文後にNISAで買えているか確認する方法

発注すると「注文受付完了」画面に切り替わる。成長投資枠のスポット購入なら、ここにも「NISA(成長)預りとしてご注文を受付いたしました。」と表示される。同じ画面に「注文照会」ボタンがある。

確認先は、買い方で1つに決めておけばいい。

  • スポット購入:注文受付完了画面から「注文照会」を開く
  • 積立:積立設定の一覧を開く(PCサイトは「投資信託」>「積立設定を見る」、または投信Myメニューの「口座管理」>「積立設定」)

注文受付は、まだ約定ではない。受け付けた注文が約定して、はじめて保有になる。

約定した後なら、「口座管理」>「取引履歴」で約定の記録を、「口座管理」>「口座(円建)」>「保有証券一覧」で保有を確認できる。どちらでも、見るのは銘柄と預り区分の2点だ。

積立の金額や頻度を変えたくなったら、同じ積立設定の一覧から「変更」を選ぶ。


SBI証券のNISAで買えない・注文できないときの確認ポイント

注文できないときは、次の6つを上から順に見ていく。

使いたいNISA枠の対象商品ではない
商品詳細ページのタグに、使いたい枠が表示されていない。タグがなければその枠では買えない。成長投資枠では買えても、つみたて投資枠では買えない商品もある。つみたて投資枠で買うなら、タグに「NISA(つみたて投資枠)」があるかを見る。

NISAの投資可能枠が足りない
積立が枠不足で発注されないと、「積立申込履歴」に「取引不可」と出る。枠を使い切りたくないなら、両枠で使える「NISA枠ぎりぎり注文」がある。成長投資枠なら、はみ出した分を課税口座で買う「課税枠シフト注文」も選べる。つみたて投資枠では使えない。

預り区分が違う
特定/一般のまま注文していないか。約定後はNISAに変えられないので、発注前に止めるしかない。

買付余力が足りない
現金で買う場合、注文入力画面の左に出る「買付可能額」を超えた金額は買えない。NISA買付可能額が残っていても、現金が足りなければ注文は通らない。2つは別の数字だ。

積立設定に問題がある
設定の内容によっては、積立が発注されないことがある。クレカ決済はスポット購入に使えない点も、見落としやすい。

年末が近い/NISA口座を開設する前
枠の判定は約定日ではなく受渡日で決まる。年末に約定しても、受渡日が年明けなら翌年の枠を使うことがある。具体的な日付は、SBI証券が毎年出す「年末年始のNISAスケジュール」で確認する。

そもそもNISA口座の開設が済んでいなければ、NISA預りでは買えない。開設状況は、ログイン後の「My設定」>「お取引関連・口座情報」のNISA欄で見られる。


SBI証券のNISAの買い方でよくある質問

Q. SBI証券のNISAは100円から買える?
投資信託なら、多くは100円から買える。金額買付は注文入力画面に銘柄ごとの「最低買付金額」が出るので、そこを見ればいい。積立は原則100円以上1円単位だが、ファンドによっては1,000円以上などの例外がある。株式やETFは投資信託とは買い方が別で、この記事の手順は当てはまらない。

Q. 成長投資枠でも投資信託を積立できる?
できる。積立設定の預り区分で「NISA(成長投資枠)」を選ぶ。手順はつみたて投資枠と同じだ。

Q. 成長投資枠で一括購入できる?
できる。「買付」から金額買付で、預り区分を「NISA (成長)」にして注文する。一括で買うか積立にするかの考え方は買付と積立の違いに書いた。

Q. つみたて投資枠と成長投資枠は両方使える?
使える。同じ年に両方の枠で買ってかまわない。俺もオルカンはつみたて投資枠で積み立て、S&P500は成長投資枠で買った。

スマホで操作したい人向けに、SBI証券には「投信つみたてアプリ」もある(2026年2月28日に旧「かんたん積立アプリ」から名称変更)。どのアプリで何をするかは、SBI証券のNISAはどのアプリを使う?Plusと投信つみたての違いに実画面でまとめた。


まとめ|SBI証券のNISAは「枠」と「買い方」を確認すれば難しくない

  • 商品詳細ページのタグで、NISAの対象商品か確認する
  • つみたて投資枠か成長投資枠か、使う枠を決める
  • 預り区分をNISAにして注文する
  • 注文後も、注文照会か積立設定の一覧でNISA扱いになっているか確認する

約定した後では、預り区分は直せない。だから見るのは、注文前の確認画面と注文後の一覧の2回でいい。NISAで買えたかどうかは、注文前と注文後に「預り区分」を見れば分かる。


参考にした一次情報


※本記事は2026年9月時点の制度・画面にもとづく個人の記録であり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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