首脳会談は無難通過。でも株価は下がった
投資をしていると、こういう日がある。
「安心していいのか、不安になるべきなのか、よくわからない日」が。
正直、あまり気分のいいものじゃない。でも、長期で積み立てている俺の結論はシンプルだ。
慌てて意味を探しすぎない。積立設定をいじらない。
それだけだ。
首脳会談が終わった翌週、日本株は続落した。
首脳会談が終わった翌週、日本株は続落した。
原因は別のところにあった。高市首相が会談の席で「エネルギー市場を落ち着かせる提案を持ってきた」と述べるほど、ホルムズ海峡の事実上の封鎖による原油高騰は深刻な局面を迎えていた。エネルギー輸入に依存する日本にとって、これは直撃弾だ。
「日米がうまくいった」というニュースと、「原油が高騰している」という現実が、同じ日に並んでいた。
安心材料と不安材料が同時に存在する。こういう時、頭がぐるぐるするのはわかる。どっちを信じればいいのか、わからなくなる。
その気持ち、わかる。俺も同じだった。
市場は“安心材料ひとつ”では動かない
ニュースを読む。「なるほど、そういう状況か」と理解する。でも、積立の設定は変えない。スポットでの買い増しも急がない。ただ、淡々と定期購入の日が来るのを待つ。
地政学リスクは、予測できない。首脳会談の結果も、原油の値動きも、ホルムズ海峡で何が起きるかも、誰にも読めない。
それは最初から、自分の影響の外にある。
投資で一番消耗するのは、損失そのものじゃない。「どうすべきか」と悩み続けることだ。売るべきか、買い増すべきか、待つべきか——そのループに入ると、エネルギーだけが削られていく。
よく考えれば、相場を動かしているのは中東の地政学であり、首脳同士の駆け引きであり、何億人もの感情の総体だ。そこに俺ひとりが介入できる余地は、ほぼない。
川の流れを止めようとしても意味がない。ただ、自分がどこに立つかを選ぶだけだ。
コントロールできるのは、自分の行動だけ。「積立を続ける」というその一点だけを、淡々と守る。それが長期投資家としての唯一の仕事だ。
相場が荒れている時こそ、それを試されている気がする。
だから俺は、積立設定を変えない
日米首脳会談は無難に通過した。外交としては前進だった。でも翌週、相場は中東リスクで続落した。安心と不安が同じ週に訪れた。
それでも俺は、何もしなかった。
正確には——何もしない、を選んだ。
地政学は自分の影響の外にある。原油価格も、市場の感情も、俺には動かせない。動かせるのは自分の行動だけだ。積立を続けること。その選択を、淡々と繰り返すこと。
華やかな戦略も、タイミングを読む才能も、俺にはない。でも「続ける」という、地味で退屈な選択だけは誰でもできる。
きっとこれも、あとから振り返ると「あの時続けておいてよかった」という話になる。そう確信して、今週も積立の設定はそのままにしておいた。


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