生命保険を見直したら月33,000円浮いた。その金、全部オルカンに回した話

保険書類を手放し積立グラフが伸びるイメージ、不要なメールアイコン付き 投資マインド
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保険の見直しって、なんとなく後回しにしがちじゃないか。

「今のままでいいか」「解約したら何かあった時に怖い」。そういう漠然とした不安で、毎月何万円も払い続けている人は多い。

俺も同じだった。でも2024年、資産形成に本気で向き合うと決めた時、まず保険を全部見直した。

結論を先に言う。見直して、清々した。そして月33,000円が積立に回るようになった。


「掛け捨てのつもり」で払い続けた月35,000円

第一生命の終身保険に加入していた。3大疾病所得保障と死亡保障で月19,800円、個人年金を3本で月15,000円。合計で月35,000円近くを払っていた。

掛け捨てだと思っていた。

解約の手続きをコールセンターに電話で完了させて、数日後に届いた書類を見た。解約返戻金の欄に「800円」と書いてあった。

貯蓄型だったのだ。加入時にそういう説明を受けた記憶はない。書類を見て、初めて知った。

俺はこれまで掛け捨て保険しか契約したことがなかった。まさか貯蓄型になっていたとは思っていなかった。でも知らなかったことより、「知ってから動けた」という事実の方が大事だと思っている。

保険の設計は複雑だ。加入時に全部を把握しきれないのは、構造の問題でもある。だから定期的に見直す必要がある。


本当に必要な保障だけ残す。それだけでいい

保険を解約する前に一度考えた。「俺には何の保障が必要か」。

死亡保障が必要になる場面とは何か。配偶者の生活を守る。子供の教育費を確保する。残された家族の生活を支える。そういう局面だ。

今の俺にその状況があるか。答えはノーだ。

公的保険(健康保険・厚生年金)がある。生活防衛資金6ヶ月分を別口で確保している。その上で死亡保障が必要になる具体的な局面が存在しないなら、そのコストはただの漏れだ。

生活防衛資金の目安はこれだけ|6ヶ月分を貯める方法と保険の見直し術

解約後、今持っている保障は医療保険だけ。年額15,000円、月に換算すると1,250円だ。健康保険という公的保障があるのだから、これで十分だと判断した。

必要な保障だけ残す。それだけで約33,000円が浮く。


浮いた月33,000円をオルカンで回したら、お釣りがついてくる

保険を整理して清々したのと同時に、もう一つ気づいたことがある。

「この金、投信で回したらどうなるんだ」。

eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)の信託報酬は年率0.05775%

(出典:三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)交付目論見書」 取得日:2026-05-09)

月33,000円を年率5%で20年運用した場合、元本約792万円に対して最終的な評価額は約1,360万円になる計算だ。保険に払い続けていたら存在しなかった金が、複利で育っていく。

俺のNISA口座のオルカン(つみたて枠)は現在**+19.58%**で推移している。同じ金額を保険に払い続けていたら、この数字はゼロだった。

NISAを使えばこの運用益に税金がかからない。保険料を削ってNISAに回す。コストを下げて、非課税の恩恵を受ける。やることはこれだけだ。

新NISAとiDeCoはどっちが先?優先順位と俺の答え


保険を見直す前に確認しておくこと

見直しを決めたら、動く前に一点だけ確認が必要だ。

解約返戻金が払込保険料の合計を上回る場合、課税が発生する。

一時所得 = 解約返戻金 ー 払込保険料の合計 ー 特別控除50万円

課税対象 = 一時所得 × 1/2

俺のケースは返戻金800円で払込保険料を大きく下回っていたため、課税はゼロだった。ただし長期契約で返戻金が育ってからの解約は、差益に税がかかる可能性がある。

(参考:国税庁「No.1755 生命保険契約に係る満期保険金等を受け取ったとき」 取得日:2026-05-09)

解約控除(契約から一定期間内のペナルティ)の有無も、担当者か契約書類で先に確認しておく。


今日やること

  • 今持っている保険の設計書を引っ張り出して、掛け捨てか貯蓄型かを確認する
  • 死亡保障が自分に本当に必要か、具体的な局面で考える
  • 解約を検討する場合、返戻金と払込保険料の差額を計算して課税シミュレーションをする
  • 生活防衛資金(生活費6ヶ月分)が確保済みかを先に確認する
  • 浮いた保険料をNISAの積立枠に回せるか、年間投資枠の残りを確認する
  • 解約後、個人情報の利用停止請求を保険会社に申請する

解約したら終わり、じゃない。個人情報の話

もう一つ、実体験として書いておく。

解約後、俺は個人情報の利用停止を申請しなかった。その結果、こうなった。

年始の挨拶メール、暑中見舞い、某歌手のドームツアーの案内、そして誕生日メール。解約済みの元契約者に、だ。

誕生日データを使ったメールは、生年月日という個人情報を能動的に活用している。「商品・サービスのご案内」という利用目的は現契約者に対して成立するものであって、解約後の元顧客に使い続ける根拠としては筋が通らない。コールセンターに問い合わせたが、返ってきたのはしょーもない謝罪文だけだった。

不快に感じたり不安になったら、まずコールセンターに一報を入れること。そして個人情報の利用停止を明示的に申請する。

個人情報保護法に基づく利用停止請求は、契約者の正当な権利だ。

(参考:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」 取得日:2026-05-09)

解約したら終わり、じゃない。これが俺の失敗だった。


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まとめ

保険を見直すのは怖くない。「何かあった時のために」という漠然とした不安に、毎月何万円も払い続ける方が怖い。

俺は月35,000円を手放して、月1,250円になった。清々した。そしてその差額が今、複利で育っている。

保険料を削ることは、お金の心配を一つ減らすことだ。その分を長期運用に回せば、お釣りがついてくる。

知らないままでいるコストが、一番高くつく。


※本記事は俺個人の見解・体験を綴ったものであり、特定の金融商品の購入・解約を推奨するものではありません。保険の解約には解約返戻金の減少や課税が発生する場合があります。投資・保険の判断はご自身の責任でお願いします。不安な場合は独立系FP等の専門家にご相談ください。

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